緩和ケア 萬田診療所

お知らせ

萬田診療所に新しい仲間が加わります

①橋爪裕医師 

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②鹿野亜矢子さん

 

①橋爪裕医師 41歳
日本在宅医学会認定専門医
日本内科学会総合内科専門医


②鹿野亜矢子さん
事務全般を手伝ってくれる仲間が一人加わりました。萬田診療所の新しい顔になってくれると思います。

 

新しい仲間二人をよろしくお願いします。

 

3年前に萬田の訪問診療同行研修で訪問診療に目覚めてくれた医師です。同志なんです。ようやく一緒に働ける事になりました。雇うというよりパートナー、ライバルとしてやっていきます。橋爪裕医師は訪問診療の専門医師です。外来診療はしません。疾患にはこだわらず、施設患者も診る方針です。

 

萬田の目的は事業拡大ではなく、長期休暇が欲しいのと、刺激をし合う仲間が欲しいからです。自分の患者は自分で徹底的に診たいので、県外講演、旅行の時だけお願いするつもりです。患者は共有しません。完全受け持ち制です。
萬田は自宅で過ごしたい癌患者にこだわり、半日は外来をしているので患者数は少ないです(外来20人、訪問10人)。これ以上患者数は増やせませんし、増やすつもりもありません。

 

②緩和ケア世界一周の旅
「がんと診断されたらがん治療」だけではなく「がんと診断されたら旅に出る」
私は30年間がん診療にたずさわり、人生の先輩の生き方を何千と見させて頂いた結果、自分なりの結論は
「がん(病気怪我事故)になったら頑張るのではなく、がんと診断される前に仕事も遊びも頑張る」という生き方になってます。だから健診も受けていません(汗)。
いいじゃないですか。「がんと診断されたら世界一周旅行」に出たって。3ヶ月の船旅で募集をかけて、面接して行く。「途中で死んだっていいさ」という気持ち条件で行く旅。最初は数人程度しか集まらないと思う。2回目は人が集まるんじゃないかと思う。そうすればメディアに必ず出る。本を書くより講演をするより効果あるんじゃないかな。日本の終末期医療、がん治療の文化を変えられる。「進行がんと診断されたら死ぬまで治療」というだけではなく「進行がんと診断されても治療をしたくない人はしなくてもいい。楽しんじゃってもいい」という選択肢を広げたい。治療しなくても許してもらえる文化にしたい。

 

これが萬田の10年来の夢です。
それにはまず、萬田が診療を離れてもいい環境を作らなければならない。それには雇われている環境では3ヶ月も診療を離れられない。独立しました。そして念願の(約束してあった)パートナーが来ました。最大の難関突破です。これから船で医療が出来るかどうかの検討に入ります。

実現に向けて次の段階に。

  2019.01.23